医療関係者の皆様へ
地域医療圏の先生方が『患者様について気軽に相談できる放射線治療センター』となるように、開設以来取り組んでまいりました。根治を目的とした照射だけでなく緩和照射にも積極的に取り組み、地域医療に貢献したいと考えております。
当センターの理念のひとつに『がん難民をなくす』があります。
がん性疼痛、転移による麻痺、脳梗塞などの合併症等に対し、年齢やエビデンスに惑わされることなく、患者様の状態を診て出来る治療を考え、患者様お一人お一人に寄り添った「オーダーメイドの放射線治療」を行います。
放射線治療は外来での通院治療が原則ですが、患者様の状態やご家庭の事情等で通院が困難な場合は、状況に応じて入院にて対応します。また、現在他院へ入院中の方につきましても、転院による治療をご提案しています。入院治療の場合の病床の調整等も当センターにて行いますので、安心してご相談ください。
当センターのみでの診療が困難な場合(基礎疾患があるなど)でも、院内コンサルトによる他科受診ができる体制を整えております。今後もがん難民を作らないための丁寧な診療と対応に努めてまいります。
その他、放射線治療施行の有無に関わらず画像検査ができない(在宅療養中など)患者様のため、進行がんの状態確認や疼痛の原因検索などを目的とした画像検査のみにも対応します。
CTや広範囲MRI(DWIBS)を施行後、通常の画像診断専門医による読影レポートに加えて、放射線治療専門医が疼痛等の原因病巣や放射線治療適応の有無について報告書を作成しご送付いたします。
結果を見て、今後の治療方針の参考にしていただけますと幸いです。
2025年7月 新しい放射線治療装置を導入し、今後も変わることなく患者様のため地域医療のために努めてまいります。放射線治療についてのご質問や画像検査のご依頼など、遠慮なくお問い合わせください。
放射線治療センター 担当医