経尿道的膀胱腫瘍切除について

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経尿道的膀胱腫瘍切除について

膀胱腫瘍の完治のためには、できるだけ確実に完全に腫瘍を切除することが大切です。切除後に腫瘍を残せば、その腫瘍から再発することもあり得ます。当センターでは、腫瘍の完全切除のための有力な手段として「粘膜下注射法」を用いて手術をおこなっています。

手順として、まず腫瘍の切除前にある程度膀胱を膨らませ、腫瘍の数mm外側、血管のないところを選び粘膜下注射をします。この時、注射液の吸収拡散を防ぐため、蒸留水や低濃度液ではなく高濃度の糖類などの非電解質液を用います。

粘膜下注射により粘膜が膨れ上がり、それと一緒に腫瘍が浮き上がってきます。浮き上がってきた腫瘍を切除することで、正常な膀胱壁への損傷を最小限に抑えることができます。

また、この方法であれば膀胱頸部の腫瘍(硬性膀胱鏡の死角とされる箇所への腫瘍)に対しても、筋層から離れて浮き上がることにより切除ループの届く範囲内に腫瘍を確認することができ、切除が可能となります。
小さな憩室に乳頭状腫瘍が密生している場合も、浸潤性でなければ周囲を切除して憩室内の粘膜を孤立させた後に粘膜下注射をすることで、憩室粘膜が腫瘍ごと1枚のシートとなって剥がれ、全体を取り出すことができます。

一般的に「膀胱腫瘍は多中心発生する」との観念があり、そのため腫瘍の完全切除に対する努力があまりなされていない現状があります。当センターでは、腫瘍の完全切除を目指し、再発をなくすことを目標にしています。
 

詳細はこちらから[PDF:1.2MB]

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