下肢救済フットケアセンター・シャントセンター

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下肢救済フットケアセンター・シャントセンター

当院の血管外科はあらゆる脈管病変に対し日々診療、手術治療を行っております。
2019年3月より下肢救済フットケアセンター・シャントセンターを立ち上げ浜松市内だけでなく静岡県西部、ならびに愛知県東部の患者様を中心に下肢救済の最後の砦として役割を果たしてまいります。
特に閉塞性動脈硬化症の重症虚血肢や糖尿病性壊疽など血行再建だけでなく創傷治療も含め総合的に下肢救済の治療にあたる次第です。
長年静岡県西部の下肢救済治療に携わってまいりました小谷野医師とともにセンターを立ち上げ広く患者様の受け入れを行ってまいります。

下肢救済センター(フットケアセンター)

下肢救済センターのメインの分野です。
安静時痛や潰瘍性病変、壊死病変など早期に治療を開始し『自分の足で歩いて帰る』を目標に下肢救済を行ってまいります。糖尿病や透析患者様の下肢のフットケアは非常に重要です。
血行再建は膝下病変も積極的に治療を行い血管内治療ならびにバイパス手術(distal bypass手術)を中心に徹底的に血行再建行い事で創傷治療につなげていきます。
また血行再建後は創傷治療も行い自分の足で歩いて帰ることを目標に治療を行っていきます。
創傷治療に関しては形成外科とも連携し治療に当たります。
また術後のリハビリも同時に進め下肢の潰瘍、壊疽に陥った症例でも早期の社会復帰めざし治療に当たります。不幸にも下肢切断に至った症例でも早期の装具取り付けめざし早期の社会復帰めざします。

シャントセンター

あらゆるシャントトラブルに対応いたします。狭窄、閉塞にに関しては早期の治療介入を行いその後のVA管理も行います。また自院で治療可能なクリニック様でも入院加療が必要だったり局所麻酔での手術が困難な患者様など治療困難な症例を緊急で受け入れいたします。
狭窄、閉塞以外のシャント瘤、シャント感染、過大血流シャント、シャント静脈高血圧、Steal症候群などすべてのシャントのトラブルに対応いたします。
穿刺しやすい、長持ちするシャント管理を目標にあらゆる地域から受け入れ早急な対応を目指していきます。

その他の治療

下肢静脈瘤

下肢救済センターの一環として静脈系疾患である下肢静脈瘤の治療も積極的に行っていきます。
潰瘍形成のなどの重症のものから浮腫、倦怠感などの軽症の症例まで積極的に外科的治療を行ってまいります。
もちろん硬化療法などのあらゆる治療に対応いたします。
手術のメインは血管内治療です。
日帰り手術を原則としておりますが患者様の希望によっては入院加療も可能です。

急性動脈閉塞

心房細動が原因の血栓症。下肢、上肢問わず急性閉塞は早急に受け入れ治療に当たります。

深部静脈血栓症

下肢の深部静脈の血栓症に対し治療を行います。
急性期であれば血栓溶解療法など行います。
また慢性期病変に関しては内服でのコントロールが中心となりますが肺塞栓のリスクがある症例では入院加療にて治療を行います。
また抗凝固療法困難症例に対してのフィルター挿入も行います

手術件数

                                        
  2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
 
シャント      142 171 161 138
静脈瘤手術 34 53 55 46
下肢血管内治療 71 71 55 57
バイパス 8 12 7 14
切断 20 28 25 25
下肢創傷処理 29 35 28 30
その他 10 32 25 17
合計 314 402 356 327

診療担当医のご紹介

渡邊 一正

略歴
平成13年 北里大学医学部医学科卒業
平成13年 北里大学病院
平成15年 聖隷浜松病院心臓血管外科
平成28年 十全記念病院血管外科部長
所属学会および資格
  • 心臓血管外科専門医
  • 日本外科学会専門医
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本脈管学会専門医

非常勤医 小谷野 憲一

略歴
昭和47年 慶応義塾大学医学部卒業
同年 慶応義塾大学医学部訓練医
昭和48年 国立埼玉病院外科勤務
昭和49年 静岡赤十字病院外科部勤務
昭和50年 国立東京第二病院レジデント
昭和53年 慶応義塾大学医学部外科学教室助手
同年 富士重工業健康保険組合
  総合太田病院外科医長
昭和57年 西独ブッパータール市立病院研修
昭和63年 浜松医科大学講師
平成2年 医療法人宝美会青山病院院長
平成15年 町立浜岡総合病院副院長
同年 社会保険浜松病院病院長
平成21年 浜松赤十字病院血管外科部長
所属学会および資格
  • 日本血管外科学会 特別会員
  • 日本静脈学会 名誉会員
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