脊椎内視鏡手術について

脊椎内視鏡手術について

当院の脊椎内視鏡は径7~8mm以下、長さ16~18cmの硬性内視鏡です。この内視鏡は以前からありましたが、ここ数年の技術の進歩により飛躍的にその応用範囲が広まり、現在も進化し続けています。傷は8mm程度となり、術後創部痛が少なく、術野を水で還流しながらの手術操作を行うため感染がほとんどありません。局所麻酔でも手術可能な手技です。そのため麻酔の進歩と相まって、高齢者でも手術が可能、早期退院が可能となり、高齢者から働き盛りの患者様まで幅広い年齢層が恩恵にあずかることができます
当科では、全身麻酔の基本に、術中神経モニターを使って、安全、低侵襲な手術を目指し
ていきます。

脊椎内視鏡

径8mmの外筒を介して挿入します。光ファイバー、還流用の経路はもとより4.1mmの器材の挿入経路(Working Channel)を持ち、ここより手術操作を行います。

手術風景

画像を見ながら、手術操作を行います。

内視鏡手術術野(患者背部)

8mmの皮膚切開を通して内視鏡を挿入、Working Channelより剥離鉗子を挿入、神経の牽引操作をしています。

術中X線透視

内視鏡のWorking Channelを通してドリルを挿入で骨(椎弓)を削っているところです。
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