太幹ロス
2017.9.25
我が家には娘が二人いる。そんな我が家に男の子がやってきた。
男の子が生まれたら付けようと考えていた名前を命名した。
太い幹と書いて「だいかん」と読む。
しかし、婿養子にあっという間にいってしまった。
我が家に比べるともっと素敵な家族にもらわれていった。
私にとって、子供が大学や就職で家を出て行くという体験がなかったため、初めて味わう
喪失感であった。意外と意気地なしの自分を思い知った。
この子は、となりの家の縁の下で野良猫のお母さんから生まれた。兄弟は３匹。２匹は母猫のおっぱいを争って飲んでいた。この子は、傍らでぐったりと横たわるだけであった。救出して病院で点滴治療をしてもらった。ミルクを注射器で飲ませた。キャットフードを食べることができるようになった。元気に遊びよく寝るようになり、かわいい盛りにいなくなったからこんな気持ちになっている。
